マイホームを買う際は、ほとんどの方が住宅ローンを利用するのではないかと思います。
住宅ローンを組んだときには問題なく返せると思っていても、何十年も続く節約生活に無理が生じたり、勤め先の状況や家庭環境の変化によって、当初の返済計画が難しくなってしまうこともあります。
今回は、計画通りに住宅ローンを返済することが難しくなった時に、期間延長や返済計画の変更をすることができるのかどうかご紹介します。

住宅ローン返済計画の組み直しは可能なのか?
結論からいうと、返済計画の組み直しは可能です。
もちろん誰でも100%変更ができるというわけではありませんが、金融機関としても返済してもらうことが一番重要なので、計画を組み直して返済できる見込みがあれば、返済期間延長などができます。
しかし変更するための審査は厳しく、審査に通ったとしても変更には時間がかかる場合があるので、返済計画の組み直しは早めに相談しましょう。
また、組み直しの申請をするということは、自らの財政状況が悪いという事実を金融機関に伝えなくてはいけません。
そのため、心象が悪くなる場合があり、あらゆる優遇措置などを受けられない場合もあるので、その点に注意しましょう。
住宅ローンの組み直しで変更できること
住宅ローンの組み直しでは、次のような変更が可能です。
・振込期日の変更
・ボーナス払い月の変更
・毎月払いとボーナスの併用から毎月払いのみへの変更、またはその逆
・毎月及びボーナス払いの金額変更
・元金均等返済から元利均等返済への変更、またはその逆
・返済期間の短縮もしくは期間延長
なお返済期間を短縮する場合は、最終返済日までの期間が10年未満になると、住宅ローン減税の対象外になるので注意が必要です。
住宅ローン繰り上げ返済の組み直し
現状の返済が難しくなる場合もあれば、財政状況がよくなり繰り上げて返済するということも可能です。
繰り上げて返済することで、当初の予定より金利を安く済ませることができるので、余裕がある方は繰り上げて返済するのも一つの方法です。
しかし、金利を減らすために繰り上げ返済にお金を使い過ぎると、他の収支に影響が出る可能性があるので、あくまで余裕が出て将来的にも安心できる貯蓄がある場合のみ検討しましょう。
まとめ
住宅ローンは、計画通り返済をすることが大切です。
しかし人生何が起こるか分からないので、計画通り返済できない場合はしっかりと返せるような計画を組み直し、遅滞が出ないように早めに専門家に相談して今後の計画を立てましょう。
















